COLUMN

13.がん

国立がん研究センターへ行ってきました

千歳から日帰りで、東京中央区築地にある

国立がん研究センターへ

行ってきました。

患者、家族、市民の立場から
がん対策情報センターが発信する情報をわかりやすく、身近で
支えとなる情報とするための協力や

がん対策情報センターが発信する情報を広報するなど

「がん対策応援団」

の役割を担う活動に、参加させて頂くことになったからです。

 

国立がん研究センター中央病院へは
亡き夫のがん治療中にセカンドオピニオン外来で訪れたことがあったので

病院までの道すがら、緊張しながら
地下鉄の経路や地図を片手に、夫婦でいろんなことを語り合いながら歩いていた

当時の記憶が何度も立ち昇ってきました。

 

国立がん研究センター中央病院には19階にレストランがあります。

築地市場が、すぐ下に見えます。
国立がん研究センター中央病院って、こんな立地にあるんだね、すごいね!
と当時驚いた、窓からの景色に再会することができました。

委嘱状の交付式・説明会は13時からだったので、その前にお昼ご飯を食べました。


築地まぐろ丼です。とても美味しいまぐろで、早朝に家を出発してきた私には、
くつろぎのひと時となりました。

 

交付式、説明会、検討会では
国立がん研究センターの活動に理解を深めることができました。

がん対策情報センターの

「がん情報サービス」というwebサイト

https://ganjoho.jp/ には、がんについて、信頼できる最新の正しい情報を
患者さんやご家族の方をはじめ、 一般の方に分かりやすく紹介することを目指して
1600ページ以上の情報が公開されています。

あわせて基礎データが1万1000ページ以上
医療関係者向けが、2200ページ以上公開されています。

患者家族として
また仕事上でも何度も活用してきたサイトですが

情報作成と提供のために、こんなにも多くの方々の手を介して
何重ものチェックと査読を行ってから世の中へ公開しているということを初めて知りました。


① 情報は”力”。あなたの療養を左右することがあります。活用しましょう。
~命、生活の質、費用などに違いが生じることもあります。~

出典:がん情報さがしの10ケ条 がん情報サービス https://ganjoho.jp/hikkei/chapter1/01-00-04.html


この言葉は、まぎれもなく真実です。

情報によって、本当に、命、生活の質、費用に違いが生じるケースがあるのです。

経済的な悩み、心配ごとは
精神的つらさ、身体的つらさ、社会的つらさとつながっていきます。

一筋縄ではないかない「がん」と生きる状況においては、なおさらです。

 

治療、就労、生活、さまざまな選択の連続において
家計のことを抜きにして考えることはできないからです。

つらさは、絡み合って深く広がっていくことを知っているので
誰もが、自分ごととして、がんのことを考え
経済的な備えの必要性を理解できるよう情報提供、啓蒙活動にも力を入れていきたいです。

 

私は、がんに関わる多くの方々と同じように
医療の進歩とともに、これまで治らなかったがんの方が助かり

夢と希望を持って、自分らしく、なりたい未来を生きられる社会に
ますますなっていけることを願っています。

 

交流会の会場からは、あの日と同じスカイツリーが見えました。

全国から依頼を受けた「がん対策応援団」として想いを同じくする仲間にも
たくさんお会いでき、元気とやる気が湧いてきました。

今の私にできることを、頑張っていきます。