COLUMN

12.資産運用

新社会人の方に伝える資産運用

今日から4月ですね。
年度変わりは、進級・進学・入社など新しい生活が始まる季節。

子供の持ち帰る作品やプリントの山、持ち物の準備や片付けに
てんてこまいのママも多いのでは、思います。

私の方はといえば、やっと子供達のごった返しが少し落ち着いたところ。

今は、企業の新入社員セミナーの準備の真っ最中です。
新入社員の方に、いったい私が講師として何をお話するのかというと・・・

企業の退職金制度の一つである

確定拠出年金制度(企業型DC)

の説明です。
長い名前ですが、非常に大切な内容をお伝えするんですよ。

会社の「かくていきょしゅつねんきん」制度は、「企業型DC」制度とも言われ
右肩上がりに導入企業が増え続けています。

~企業型DC 事業主数の推移~

(厚生労働省HP 確定拠出年金の施行状況より 作成)

2018年2月の厚生労働省の発表によると
企業型DCの加入者は約650万人

会社員の6人に1人は加入されているという、今やとても身近な制度なのです。

 

企業年金制度は、ざっくり分けるとこの2種類

会社に退職金制度がある方は
ご自身やご主人様が、いったいどういう制度にご加入されているか、ご存じでしょうか?

いろいろな名前がありますが
大きく分けるとこの2つのタイプに分けられますよ。

 

確定給付型

加入者の給付額(受取額)が決まっているタイプです。
会社が、加入者の年金資産を、全部ひとまとめにして運用します。

 

確定拠出型 

会社からの拠出額(掛金額)が決まっているタイプです。
加入者一人ひとりが自分で、自分の年金資産を運用する方法です。

 

私が、新入社員セミナーでお伝えするのは、自分で運用する「確定拠出年金」の方です。

「自分で運用する」とは
会社が用意してくれた運用商品(定期預金・保険商品・投資信託)の中から
自分でどの商品を活用するのかを選ぶことからはじまり
商品の組合せ方やその割合なども自分で決めて、将来の年金資産を自分で形成していくということです。

というとは、必要になるのは

資産運用の基礎知識

新入社員セミナーの中では、
貯める運用と増やす運用の違い、投資信託のしくみやリスクのコントロールの方法
自分にあった資産配分のポイント、運用商品の選び方、運用が開始されたら気を配ることなどもお伝えします。

私は、FPの勉強をするまで資産運用の知識はほとんどなかったので
こうして、新社会人になってすぐに、会社の企業年金制度を通して資産運用のことを学べる
若い方たちはすばらしい機会を与えられているな、と思います。

時代はどんどん変わっていきますね。

未来ある新社会人の方の「今」と「これから」の豊かな生活のために
大切なお金のこと、分かりやすくお伝えできるよう準備を重ねていきます。