COLUMN

02.お知らせ

金融リテラシーを広めたい

私が、保険会社や金融機関から
完全に独立したファイナンシャル・プランナーとして行いたい事業の一つ

消費者のお金の知識・判断力の向上

金融庁は、平成25年11月に「最低限身に付けるべき金融リテラシー」というものを公表しています。

聞いたことありましたか?
私は、最低限という割には、全然世間に広まっていない言葉だな~と感じています。

金融リテラシーとは、お金の知識・判断力のこと。
お金の読み書き能力、情報を活用する力とも言われています。

 

(金融庁のHPより引用です。グッとくることが書かれてあるので読んでみて下さい♪)


一人の社会人として、経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で、もっとも基本となるのが、
「家計管理」と将来を見据えた「生活設計」の習慣です。また、実際に金融商品を利用するには、
取引(契約)を適切に行うために理解すべき事項、
時々の金融経済情勢も踏まえて金融商品を適切に選択するために必要な基礎知識、更には、保険、ローン・クレジット、資産形成商品といったカテゴリーごとの基本的な留意点を身に付けていくことが重要です。

加えて、自らの判断のみに頼らず、第三者のアドバイスを求める必要性についても理解しておくことが重要です。

 

なかなか深いことが書いてあるとお気づきになられたのではないでしょうか?

金融庁は、「国民のみなさ~ん、金融リテラシーを身に付けてくださいね。
豊かな生活をするための生活スキルですよ!」と言っているのです。

 

皆さんは、だいこんを買ったり、洋服を買ったり、テレビを買ったり
買いものをする時には、実物を目で見たり、触って確認しますよね?

店員のアドバイスも聞いたりするけれど、最終的には自分で考えて購入を決めているでしょう。
そして、もし買った後で「あちゃ、買わなきゃよかった!」と思ったら自分で気づきますよね。

けれど、金融商品の購入って、どうでしょうか?


保険・証券・ローンなどの金融商品は‟形としてのモノ”がない


当たり前の ‟買い物の常識” が全く通用しません。
実物を目で見たり、触ったりして、どんなものかを確認できないのです。

「私にとって、この金融商品を買う価値があるのかな?」を判断する基準は
自分自身の金融リテラシーと、商品のパンフレットと、営業担当から伝えられる説明だけです。

 

 

 

 

 

 

金融商品は、得られる価値も、支払う対価も、同じお金!であるという点が、
他のモノやサービスと完全に異なっています。

そのため、だいこんや、洋服や、テレビを買う時に親切にいろいろなことを教えてくれる店員と、金融商品の営業担当はちょっと立場が違うのです。

 

金融商品の営業担当には、残念ながら、お客様とは「利益相反」と指摘されても仕方のない関係になってしまう現実があります。

「販売手数料が低い金融商品は、お客様には利益があっても、営業担当にはまるで利益がない」
つまり、お客様と営業担当の利益が一致していませんよね。立場が相反しています。
こういう状況を利益相反と言います。

 

手数料収入を稼ぐための回転売買
(契約の解約をすすめ、新しい商品に契約し直してもらうことで手数料収入を稼ぐ営業方法)は、

最近でこそ、新聞等で取り上げられるようになりましたが
保険、金融業界に携わっている人であれは、分かっていて行っていない人も、食べていくためにそうせざるを得ない人も、望んで行っている人も、皆が当たり前に知っていることでした。

 

「本当にお客様の利益だけを考えて仕事をしたいと思うと、営業活動ができなくなる」
これは、ファイナンシャル・プランナーの勉強をした企業系FPが、突き当たる壁なのです。


自分自身でしっかり考えられるように


「お金のことは苦手だから、私には難しくて理解できない」と思っている人はいませんか?

大丈夫です。必ず、自分自身でしっかりと理解できるようになれます。なぜ今、よく分からないのかというと、それはあなたのせいではないからです。

学校の勉強よりも、仕事を覚えることよりも
「金融リテラシー」を身に付けることの方が本来は簡単なはずなのに、お金の知識・判断力が低い状態になってしまっている方にお会いすることが後を絶たない理由は明らかです。

 

それは・・・

一貫して消費者の立場に立って、お金のことを教えてくれるところがなかったからです。
そればかりか、間違った刷り込みを長年にわたって受け続けてきた方も非常に多いのです。

 

保険や、金融機関の営業担当の根底には、
今より消費者が、‟賢く、手ごわくなってしまったら困る” ‟冷静になられても困る” ‟販売に支障をきたすから、自分の営業活動を後押ししてくれる情報については強調して話せるけど、自分の首を絞めることになる情報は積極的に話せない”

という現実があります。よって、消費者にお伝えしている情報はどうしても偏っていて断片的です。

しかし、それは、悪い事をしているのではありません。
そもそも、金融商品の販売が仕事なのですから、商品を購入してもらうために、説明の仕方や、情報の見せ方、伝え方に工夫を凝らすのは仕事として当たり前のことです。
(商品についての嘘は言わずに、ということは大前提です)

だいこんを買ったり、洋服を買ったり、テレビを買ったりする時にも、
店員は、自分の販売が不利になる情報を延々とお客様に話したりはしませんよね?
お店でそんなことをしていたら、自分の仕事をしていないことになりますし、おかしな話です。

 

問題は、だいこんや、洋服や、テレビの購入においては、消費者は店員の説明を参考にはしても、最終的には自分で実物を確認した上で決められるのに対し、

金融商品の場合は、‟形としてのモノがない”ので、消費者にはそれができないということです。
更に、営業担当の説明の仕方次第で、いかようにも商品の見た目は変わってしまいます。

 

だから、金融リテラシーを広めたい

消費者が、自分自身の力で金融商品をしっかりと選び、安心して豊かな生活を実現していけるように。たくさんの夢を叶えていけるように。

私は、1から10まで消費者の立場に立って教えるファイナンシャル・プランナーとして活動していきたいのです。